DIY School

London, UK

COMMUNICATION DESIGN, RESEARCH, WORKSHOP

 このプロジェクトはSUSTRANS London支部で2ヶ月間インターンとして働いていた時に関わったものです。

  私の役割はデザイン実施へ至るまでの現状調査と分析それに伴うコミュニケーションツールのデザインでした(デザイン施工は1年後であった為)

 SUSTRANSはSustainable + Transportationからくる造語Bristolに本部があイギ中に支部を持つチャリティーカンパニ政府出資です。SUSTRANSは日常生活の「移動」をテーマにリサーチ・コラボレーション・イベント・デザインを行います。イギリスでは交通が原因で深刻な

大気汚染に悩まされています(*1)。その状況を、法整備や交通整備するのではなく、クリエイティブの力で解決していこうと

組織されたのがSUSTRANSで主なクライアントは自治カウンシルや交通会(TfLなどです

現在では4000(*2人におよぶボランティアスタッフが各支部で働いています

DIY SchoolとはSUSTRANSが行っている主要なプログラムの一つです。ローカルコミュニティと一体になり、どのようにその地域のStreetを安全に、クリーンにしていけるかを探っていきます。そのためにはまず、問題の可視化をして、それに対するフィールド

リサーチやワークショップ、デザインの提案に対し市民からフィードバックをもらうことでプロジェクトを進めていきます。

New Park Road

ロンドン市街地南部に位置するBrixton(Lambeth Council)にある、Richard Atkinsという小学校とこのプロジェクトを行いました。学校は大通りの一本裏手に建っており、その前を通るNew Park Roadには大通りから時間短縮のために流れてきた車が高速で走り去る状況にありました。過去2年間には2人の小学生が事故に遭っています。また、表通りのA23・Brixton Hillという通りは深刻な大気汚染レベルが計測されていました。(*3) この問題に直面し、この小学校が管轄下に置かれる、Lambeth Councilから今回のプロジェクトの依頼が入りました。

Design for communication tools

任された役目として、リサーチ・アナリシス・ワークショップ・いくつかのコミュニケーションツールのデザインがありました。毎回違うツールを持ち、週に1〜2日、授業中や放課後に学校を訪問し、保護者への聞き取り、アンケート、ワークショップを行っていきました。その多くの方は似たような問題意識を持ちあわせていました。その情報を可視化、共有することで「何を、何のためにやるのか。」を明確にしていきました。

多くの参加者がこのプロジェクトを通じて、改めて近隣の交通問題に目を向け、解決策を考えていきました。その中では習慣や仕組みを変えること自体に批判的な意見もいくつか見られ、議論をする場が出来上がったと考えることもできます。この一つひとつの取り組みが即効性のある効果を生むわけではなく、プロセス全体を通して、ドライバーや市民のマインドを少しずつ地域の問題に向けていくことにつながります。当事者である市民を参加型のワークショップやリサーチに巻き込み、一緒にデザインを作りあげる。そうすることによって、まずは身の回りの環境やさらには自分たちが住む地区、そしてロンドン、イギリスへと意識が拡がっていくのではないでしょうか。このプロジェクトはそのキッカケを作る一つの事例です。

 

最終的なプロジェクトの成果はコチラです。

Project member

Phillippa Banister, Project Manager, SUSTRANS

Takayuki Ishii, Communication Design

*1

http://www.bbc.com/news/uk-26851399

*2

http://www.sustrans.org.uk/volunteer/get-involved

*3 Annual pollution map

https://www.londonair.org.uk/LondonAir/Default.aspx

COPYRIGHT © 2015 TAKAYUKI ISHII.  ALL RIGHTS RESERVED.